1960年に製作された「劉三姐(劉三姉さん)」は中国初めての音楽風景映画で、「山歌の王様」とも呼ばれています。
広西チワン族の少女劉三姐(劉三姉さん)は地元の地主に狙われたものの、悪勢力に屈服せず、歌と知恵で戦いました。綺麗で、ユーモアな歌と桂林の美しい景色は大きな見所です。陽朔の美しい山水画の世界をそのまま自然の舞台とし、さらに伝説の歌手「劉三姐」の歌垣を融合させた大掛かりなショーの舞台は2キロにわたる漓江水域とその背景にある12基の山で構成されています。
この映画でヒロイン劉三姉さんのお兄さん「劉二」を演じる梁音さんは中国の有名な俳優です。梁さんは新中国の初めての映画「橋」に出演し、「劉三姐(劉三姉さん)」の後、もう一本少数民族映画の傑作に出演しました。それは『氷山上的来客(氷山からの来客)』です。梁音さんはこの映画で主役の楊排長を演じました。
「氷山上的来客(氷山からの来客)」は新疆ウイグル自治区のタジク族に関する映画で、1963年に撮影されました。この映画と言えば、梁さんは思い出いっぱいです。
「私はこの映画で楊排長を演じます。新中国が成立したばかりの頃、国境地区は安定しておらず、外国のスパイが常に進出しており、治安状況はかなり複雑でした。この映画はそれを背景に撮影されたものです。俳優陣はたくさんの少数民族からなっています。タジク族やウイグル族、モンコ族、ホイ族、シボ族など。この映画の成功は民族団結の成果と言えるでしょう。」
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