ビジネス映画と比べると、少数民族映画の興行成績は確かに比べ物になりませんが、経済グローバル化につれて、文化のグローバル化もなりつつあり、民族的なものはますます世界的、国際的なものになっています。
中国には56の民族がいて、豊かな民族文化の資源を持っています。これらの資源は民族映画の製作に豊かな題材を提供しています。
映画は人に感動を与えられる言葉です。中国の少数民族映画は中国の人々ばかりではなく、国境を越えて、あらゆる国の人たちの心を揺さぶるでしょう。中国の少数民族映画、素朴で、美しいこの特別な言葉の魅力は、きっと多くの人を魅了し、『民族的なものは世界的なものに』と広がりをもっていくと思います。
これまで、中国には数多くの少数民族出身の作家と芸術家チームが現れてきました。満族の作家・老舎、ダイ族の詩人・康朗英、ホーチョ族の作家・烏白辛などがその代表的な人物です。また、相次いで設立されたプロやアマチュアの少数民族芸術団は、少数民族の農村、牧畜地区や町部で活躍しています。
少数民族の民間文学界芸術資料も数多く出版されました。例えば、20年余り前に、関連機構の発起により発表された『中国民間歌曲集成』、『中国劇曲音楽集成』、『中国民族民間楽器集成』、『中国曲芸音楽集成』、『中国民族民間舞踊集成』、『中国劇曲志』、『中国民間故事集成』、『中国歌謡集成』、『中国諺語集成』、『中国曲芸集成』など10冊の文芸集シリーズには、数多くの少数民族の文芸資料が網羅されています。
これから少数民族映画の発展もみんな関心を集めています。
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