中国石炭工業協会の範維唐会長は14日、中国は2010年には、石炭のオイルへの転化、石炭ガス化を含めた石炭転化製品の生産高500万トンの実現を目指していることを明らかにした。
これは範維唐会長が先般開催された第6回全国石炭工業科学技術大会の席で述べたもの。「第11次五カ年計画」期に、中国は石炭科学技術分野において、炭層ガス開発および石炭転化の面で大きな進歩を遂げるのではないかと見られている。2010年、炭鉱ガス開発および石炭転化の産業化が実現し、低透気性炭田の炭層ガスの採取技術の面で突破的な進展が見られ、石炭ガス化、地下でのガス化技術の工業化テストを完了させるよう極力努める方針となっている。
「第11次五カ年計画」期に、中国は炭鉱の機械化生産を全面的に推し進めることになっている。中国は石炭関連の重要設備の国産化を実現することに力を入れ、炭鉱設備のレベルを著しく向上させる。2010年には、大・中型炭鉱の機械化レベルを85%以上に引き上げる。新規建設、旧炭鉱に対する技術改造を通じて、中国に300以上の高生産量、高効率の炭鉱を作り上げ、高生産量、高効率炭鉱の生産高は全国総生産量の約50%を占めることになる。
範維唐会長は、「第11次五カ年計画」期には、石炭の総合利用もかなり速いスピードで発展するとしている。2010年に、全国における原炭の選別率が50%以上に達し、石炭関連産業の技術レベルが石炭業界の平均水準に達し、資源の開発に適応した石炭産業チェーンが基本的に形成され、石炭製品の付加価値が大幅に向上すると見られている。
「チャイナネット」
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