第98回中国輸出商品交易会(広州交易会)が30日、広州で閉幕した。今回の広州交易会には世界210の国・地域から17.7万のバイヤーが訪れ、前回に比べて9.3%減少したが、成約額は 294.3億ドルに達し、前回より0.7%増となった。
今年に入って以来、国内外の経済情勢にはさまざまな変化が現れており、石油などの原材料価格の上昇、人民元為替レートの調整、貿易摩擦の激化などがそれである。また、今回の広州交易会はパキスタン・インドの大地震と回教徒たちのラマダン(断食月)と重なったこともあり、これらの地域からのバイヤーの数が大幅に減少した。
主要商品の成約額から見ると、機械・電子製品が依然として主力製品であり、成約額は122.5億ドルで、取引総額の41.6%を占め、第97回広州交易会より2.7%増。軽工業製品の成約額は 97.6億ドルで、同1.8%増。アバレルは24.6億ドルで、同10.1%減、第96回交易会に比べて13.8%減。織物製品は22.4億ドルで、同2.6%増。
織物製品、アバレルには一定の減少が見られたが、これは主に中米間の繊維交渉が依然として合意に達していないことが原因で、アメリカのバイヤーが著しく減り、アメリカへの輸出成約額は第96回交易会より38.3%も減少した。
交易会参加企業の所有制別から見ると、民営企業関連の取引が活発で、成約額は計135.4億ドルで、取引総額の46%を占め、第97回交易会に比べて130%増となり、国有企業の成約額は120.7億ドルで、取引総額の41%を占め、同9.2%減となった。
今会の広州交易会には、74の世界的に名の知られた多国籍小売業者・商会の人たちも訪れ、そのうち世界トップ20に入るものが13にも達した。
そのほか、今回の広州交易会では知的財産権保護が引き続き強化され、知的財産権に関する提訴合計287件を受理し、前期と比べて提訴件数は41%増、訴えられた企業の数は822社で、6%増となり、知的財産権侵害と認定された企業の数は454社で、7%増となった。
「チャイナネット」
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