孟:「煙台はいい町だとおっしゃいましたが、具体的にどんなところがいいと思いますか。」
片:「落ち着ける町の感じがします。これから発展するでしょうし、中国で言えば、例えば、チンタオが上海だとすると、煙台は杭州ですね。そんな感じがします。非常に歴史のある落ち着いた町かなというふうに思います。日本で言えば、京都まで行かないですけど、鎌倉ぐらいのような場所だなという。これからいろいろ回ってみると思いますけれども、山あり、海あり、われわれにとって非常に住みやすいかなというふうないい印象を受けました。」
孟:「この協会はこれから何か具体的な目標をもっているでしょうか」
片:「主に山東省あたりに日本企業を誘致してきたわけですけれども、私ども考えているのはやはり中国で根付いていく、主に文化産業、そういう企業を日本から募集して中国に進出するという風に考えています。ですから、いわゆる輸出入の関係じゃなくて、中国で生きていく、中国文化に貢献するという会社を作っていきたいと思っています。」
孟:「文化産業とは具体的にいえばどんな産業ですか。」
片:「日本語学校あり、あと、レジャーセンターとか、いわば第三次産業です。そういう分野に進出していきたいと思っているんですよ。まだ実績ないですけれども、これから徐々にやっていこうと思っています。」
孟:「去年ここ煙台市の駐在員の方を取材したことがあって、子供を連れてきても、日本人学校がないので、小学校に入る子供がいれば、帰国させなければならないということでした。日本人学校があったら、ありがたいですね。」
片:「そういうことも視野に入れて、ぜひ調査していきたいと思います。」
煙台市は片上さんにとって初めて訪れた場所ですが、チンタオは数回行ったことがあり、地元の日本人会にも入っているそうです。
東京に本部を置くこの日中経済貿易促進会は今後さまざまな活動を通じて、中日両国の経済貿易交流を促進に尽力されていることでしょう。
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