しかし、謙遜で有名な李彦宏社長は以前のやり方を一変して、自分の意見を堅持し、「単にポータルに検索技術を提供するだけでは会社業務の拡大を実現することはできない」と見ていたのです。そこで、李彦宏社長はあらゆる方法を使って株主を説得し、自分の見解を会社の従業員にも伝えました。「われわれは未来を見なければならない、もし現状だけを見ると何の危機も見つからない。未来を見ると、会社の成長性がないことを見つけることができる。創立して2年間にも満たないインターネット会社として、その企業に成長性がなければ、前途がなくなるということを従業員たちに知らせた」。
今振り返ると、この決定は再度、百度の運命を変えました。百度ウェブサイトを独立経営して4年間後の今日、百度はすでに、世界最大の中国語ホームページバンクを持っており、毎日、100カ国余りの1億人を超える検索業務を処理しています。今後の発展に触れた際、李彦宏社長は、「これまでに、百度の優勢は注意を払うことにある。今後の一時期、引き続き百度を引率して中国語検索エンジンの開発と応用に注意を集中するつもりだ」と述べました。検索エンジンの中国での発展見通しについて、李彦宏さんは、「中国の潜在力は大きい。検索エンジンの業務量は毎年100%の増加の可能性がある。中国のユーザー人数はますます増加し、1人1人のインターネットの使う時間も絶えず増加している。これで、中国のユーザーがますます検索エンジンに依存して情報を獲得するようになる」と述べました。百度の急速な発展については、李彦宏社長は、「中関村科学技術パークが海外留学者を重視し、その創業を支持することにも関わっている」と見ています。中関村科学技術パークは海外留学者のためにより良い帰国創業の環境を提供しています。李彦宏社長らの国内での創業はかえって更に多くの海外留学者の帰国創業を引き付けるに違いありません。
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