雪国の高原にあるチベット自治区に生活している母親と子どもの健康のため、地元政府は女性と児童の母子保健に大いに力を入れています。
今年の8月2日、25歳のチベット族出身のジジンゾーマーさんにとって、最も幸せな日でした。彼女は無事に最初の子供を生み、お母さんとなりました。その翌日の夜、記者はチベット自治区ニンージ地区の母子保健病院でジジンゾーマーさんと会いました。彼女は体力をほぼ回復し、その大きな目を光らせて、そばに置いた小さいベットでぐっすりと寝ている赤ちゃんを優しく見守っていました。部屋にまた二つのベットがありますが、それは彼女の面倒を見るために夜ここで休む主人とお母さんのため用意したものです。
ゾーマーさんはニンージ県ボンキュー郷で住んでいますが、病院より、40キロ離れています。これについてゾーマーさんは次のように話しています。「40キロは、人口の少ないチベット地区に住んでいる人にとって、遠いとは言えません。妊娠した時、私はニンージ母子保健病院へ行って検査しました。出産する数日前に、入院して分娩を待っていました。出産の費用は未だ高いとは言えないものです。赤ちゃんは、生まれた24時間内にB型肝炎ワクチンとBCG接種をしました。このほか、病院は子どもに各種の接種予定カードをくれました。そして、家に帰った後、このカードを村の診療所に渡せば、診療所のお医者さんはそれに書いた期日通りに子どもをつれて、保健病院へ接種に行くのです。」とゾーマさんは話しました。
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