ゾーマーさんは十数日後に退院する予定です。チベット族の習慣によって、子どもを生んだ後、寺院へ行って、チベット仏教の僧侶・ラマに赤ちゃんの名前をつけてもらいます。
記者は、ニンージ母子保健病院で、また、付近の放牧地域から来て、出産を待つ7、8人の妊婦さんと会いました。
彼女たちはゾーマーさんと同じように、これまで、家で出産する方法を止め、政府からの補助金で病院で安全に子どもを産むことができるようになりました。
ニンージ保健病院ツォーヨン院長は髪が長い30歳ぐらいの女性です。ツォーヨン院長は「この母子保健病院の入院部には30個のベットがあり、各種の設備が揃っています。ここ数年、病院で子どもを産むチベット族の女性は年々増えており、2004年に180人余りでしたが、今年の1月から7月までに、約160人に達し、去年の85%二なりました。」と話しました。
チベット自治区の母子保健は1980年代の半ばから実施され、それから20年余りの努力を経て、チベット地区では、多くの母子保健病院が建設されました。このほか、多くの町の重点病院にも母子保健を専門的に担当する医師が指定されています。
自治区全体の母子保健のレベルを向上させるため、チベット自治区は「母子保健センター」建設プロジェクトの企画を決定し、母子保健の全面的な発展を推進することに力を入れています。
|