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暁紅全人代代表(ローバ族)の語る故郷の変貌ー2
   2005-09-01 14:26:54    cri
 暁紅さんは5人兄弟の四番目です。家が貧しかったため、姉妹の中、彼女と妹二人しか学校教育を受けるチャンスはありませんでした。二人とも中等専門学校の卒業ですが、当時、ローバ族の村落では彼女が最高の学歴だったそうです。

 暁紅さんは専門学校を卒業してから、地元の政府で働き始め、26歳で鎮長(日本の郡長)に選ばれました。彼女の鎮の総人口は1386人、その内、247人がローバ族で占めています。暁紅さんは、故郷のここ数年の変貌について紹介してくれました。

 「2001年頃から、生活が目立って良くなってきたことを覚えています。それは政府のチベット援助政策の成果です。沿岸部の経済が比較的に豊かな省や、大型企業にチベットの各地区、県と一対一の援助関係を結ばせた政策です。

 米林県の支援先は沿海部のアモイ市です。潤沢な資金が投入されたお陰で、現在、道路などのインフラが整備されました。それにつれ、観光業や商業、運送業が盛んになり、住民の平均所得は大きく伸びました。01年当時の住民の平均年収は、1000元未満でしたが、現在は3000元にまで上昇しました。」

 また、道路整備のもたらすメリットについて、暁紅さんはその飛躍的な進歩を披露してくれました。

 「米林鎮からラサまで400キロほどの道のりですが、過去には三日間もかかりました。しかし、04年に、直通道路が貫通したため、今は6~7時間でラサに到着します。

 また、トラクターや自動車を購入して、運送業を営む農家の人も増えました。果物や野菜の栽培、家畜の養殖をする人も、町部に便利に行けり、農産物を市場で容易に売買できるようになって、現金収入も着実に増えてきたわけです。」

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