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日本侵略軍の遺棄化学兵器の後遺症ー2
   2005-07-12 13:10:20    cri
 なぜ、日本侵略軍は中国で化学兵器を遺棄したかについて、歩平教授は日本軍が降伏し、その犯行を隠すため、大量の化学兵器を地中に埋めたり、その場に遺棄したりしました。また、関連する資料は中国では公開されていません。戦後、日本政府は化学兵器を開発し、遺棄したことを長期的に否認しました。1991年になって、ようやく事実及び国際世論の圧力の下で、化学兵器の存在をやっと認めました。 

 このため、日本侵略軍が中国で遺棄した毒ガス弾は、潜在的な危険性をはらみ、李臣さんのような悲劇も後を絶たず発生しています。1946年、吉林省敦化市の農民4人が、草取りをした時、日本侵略軍の遺棄した毒ガス弾の毒液に接触して、一生直らない障害者になりました。1980年、黒龍江省の双城市の斉正濱さんは、不注意で地元で発見された毒ガス弾に接触し、腐敗した皮膚と筋肉を切り取られました。

 かなり深刻な事件は2003年の8月4日に発生しました。中国黒龍江省のチチハル市のある建築現場で、金属製のカンが5つ発見され、その中から毒ガスが漏れて44人が中毒し、そのうち1人が死亡しました。この事件によって、中国各界の日本政府の歴史的責任を回避する態度への不満が一層高まっていました。中国政府の何回もの交渉によって、これまでと違って日本政府は最終的に3億円の賠償金を支払いました。今年26歳の王成さんは当時重体となった患者の1人です。彼の話によると、現在、力を入れると、呼吸が困難となり、中毒前と比べて体重が10キロ減り、日本政府から一定の賠償金を受け取りましたが、将来に対して不安を感じています。

 「賠償金を受け取っても、気分はよくならない。毒ガス弾から傷害を受けたこの事件の影がずっと心に残っている。そして定期的に病院で治療を受けなければならない」と語りました。

 関係資料によりますと、現在中国で、合わせて2000人あまりの民間人が、日本侵略軍が遺棄した化学兵器のもたらした傷害に苦しんでいます。そのほか、日本侵略軍が中国に遺した大量の化学兵器や毒ガス弾は、まだ発見されていないため、中国の人々はこれに対して非常に不安を抱いています。1997年、中日両国が国連の「化学兵器禁止条約」に調印した際の関連規定によると、日本政府は2007年までに日本侵略軍が中国で遺棄した化学兵器を徹底的に処理することになっていますが、この作業の進展はあまり見られません。

 チチハル市毒ガス事件の被害者である牛海英さんは、記者のインタビューに対して「中国被害者がいかに毒ガスの被害に苦しんでいるかを日本政府及び日本人に知ってもらいたい。われわれは、日本側が一刻も早く日本侵略軍が中国で遺棄した毒ガス弾などの化学兵器を処分し、中国の人々に良好な生存条件を整えることを要求する」と話してくれました。

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