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新しい誕生日プレゼント、古新聞
   2005-06-07 13:24:43    cri
 北京市にいるOLの張雪さんは、このほど、23歳の誕生日の日に、友達が送ってきたプレゼントが届きました。素敵なピンクの包装紙に包まれた箱を開けると、目にはセピア色黄の古新聞「北京日報」がありました。これは彼女が生まれた日の新聞でした。張雪さんは驚きました、幸せ感がいっぱいでした。「こんな素敵な誕生日プレゼントを受けたことはありませんし、考えこともありませんでした。これは特別なプレゼントで、花束や洋服などより感激が深いです」と話してくれました。

 張雪さんが受け取ったプレゼントは、彼女の友達が北京市の「妙行」という店で買ったものです。この店は誕生日の新聞プレゼントを専門的に取り扱っており、注文が多くて売り上げも好調だそうです。この店はそれほど大きくはありませんが、古い新聞でいっぱいです。すでに整理された新聞が種類別に整理され、未整理のものは部屋の一角に積まれています。

 オーナーは40歳代の男性、鄭俊さんの話によりますと、現在、店にある新聞紙が1950年代以降のもので、そのうち2種類があり、「人民日報」、「北京日報」です。年月を経た古い新聞は、鄭俊さんの手によって、素敵な誕生日プレゼントと変わりました。

 鄭俊さんが新聞を誕生日プレゼントにしたアイディアは2つあり、1つは誕生日の新聞プレゼントがこれまでになかったこと、もう1つはこれが文化的価値を持っていることです。

 鄭俊さんは、これまでに、古新聞を収集するのがすきですが、この店をオープンしたきっかけはラジオニュースがきっかけです。そのニュースの内容は、中国スポーツ界のある有名人が誕生日に、イギリスの友人から1920年代の彼が生まれた日に発行された新聞「タイムズ」をプレゼントされたことでした。この有名人はこの素敵なプレゼントを受け、非常に喜んでいました。このニュースが鄭俊さんにヒントを与え、鄭俊さんはこれまでに収集してきた古い新聞を改めて整理して、また、古物市場から大量の新聞を買い取り、去年の下半期に、誕生日の新聞を売る店を開店しました。

 現在、誕生日の新聞販売は、主にインタネットで取引されています。この新聞は年代によって価格も異なります。たとえば、1950年代の新聞紙の価格は300元(1元14円)近くし、90年代の新聞価格は80元~90元ぐらいです。

 鄭さんのアシスタント何さんは、店をオープンした当初、お客さんの数は少なかったです。いまはお客さんの数がだんだん増え、収入も改善され、平均して一日に10数部を売り、最も多い一日は100部も売れました。

 誕生日の新聞を買う顧客のうち最も多いのは教師とサラリーマンです。また、北京市以外の人も少なくありません。誕生日新聞プレゼントが、日ごとに流行っていることについて、社会学の専門家は、この現象が中国の都市部の住民が個性化したライフスタイルを求めることを表しているとしています。

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