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中国の新しい高齢者介護方法
   2005-05-23 13:57:11    cri

 最新統計によりますと、中国では10人のうち、1人が60歳以上の年配者です。次第に高齢化社会に入るにつれて、高齢者の介護問題は注目されます。中国の実情に叶った経済的な新しい高齢者の介護方法がないものか、政府の関係部門は模索しています。こうして、「いながら介護」という新しい方式が生まれました。

 これは、地元政府が資金を出し、高齢者の介護をする係員を養成し、それを介護を必要とする高齢者の家に派遣するやり方です。高齢者は家に住みながら、社会的なサービスをしてもらう介護方式です。

 79歳の譚建周さんは奥さんと一緒に東北部の美しい港町・大連に住んでいます。この町には数十軒の老人ホームがありますが、譚さん夫婦はやはり自らの家に住んで老後を送り、家庭にいながら自由に暮らす方式だということです。   

 譚さん夫婦は数十年前からいまの家で住んでいるので、周囲との関係はうまくいっています。毎日家を出て、隣の知り合いと親しく挨拶したり、おしゃべりしたりして、和やかな雰囲気です。これは老人ホームだったら、いろんな人と住み、お互いに性格や趣味も異なり、すぐに友たちになれるかが分からないので、譚さんが老人ホームに行かない理由の一つです。

 そして、譚さん夫婦は食事の面では、雑穀や野菜を好んで食べますが、お肉や魚を余り食べません。家にいるなら、自分の好きなように食事することができますが、老人ホームなら、好き嫌いは我慢しなくてはなりません。また、時々帰省する子どもたちにとっても、自分がかつて住んでいたことのある家が老人ホームよりずっといいということです。

 中国ではこれまでの高齢者の介護は普通家族が担っていました。しかし、子供が両親の介護で普通の人々の同じような仕事と生活ができなくなるのを譚さん夫婦も望まないことです。

 譚さん夫婦は、新しい「いながら介護」が気に入っています。月に400元、日本円にして6000円ぐらい出して、家庭服務員という介護師を雇って、家事や、病気にかかった奥さんの介護をしてもらっています。所謂家庭服務員は就職する前に、年配者の生活習慣や体の特徴に似合った介護の方法を専門に勉強したことがあります。大連市の関連規定によりますと、譚さんのような70を過ぎた年配者は毎月、家庭服務員を雇う費用として政府から100元の補助金をもらえます。

 大連と違って、家庭服務員の賃金を全額政府に出してもらえる町もあります。東部の寧波、南部の広州などでは、独居老人は高齢でしかも生活に困っている人は、家庭服務員の賃金を政府から出してもらうことができます。

 広州に住む唐慧芳さんは90歳を過ぎました。子供がいない唐さんは数十年前に主人がなくなってからずっと一人で暮らしています。唐さんは元気で、他人に世話を見てもらう必要はありませんが、買い物や掃除など、力の要る家事はやはり無理です。唐さんを手伝うため、地元政府は資金を負担して家庭服務員を雇ってあげました。

 唐さんの家で取材した時、偶然服務員の梁さんが勤務にきました。唐さんに挨拶した後、梁さんは家事を始めます。掃除のほか、唐さんを病院に連れて行ったり、日常の雑事を処理したりする梁さんには、唐さんは一銭も出す必要なく、すべては政府が払っています。

 唐さんはこのような生活にとても満足しています。

 「いながら介護」は、家に住んでいながら介護を受けられるという年配者の願いを実現させただけでなく、新しい就職のチャンスをも提供しており、この面で表れる社会問題の解決にも繋がります。計算によりますと、こうした介護の仕方は、老人ホームの設置より資金を大いに節約できるとのことです。

 中国東南部の寧波市を例にしますと、基本的な施設を備えた老人ホームを設けるには、毎月一人当たり250から500元の補助金が必要ですが、「いながら介護」だと毎月一人当たり165元ですみます。

 中国民政省社会福祉社会事務局の閻青春副局長が明らかにしたところによりますと、中国では高齢者はすでに1億人を超えています。これほど膨大な高齢者の介護をちゃんとするには、相当の予算を必要としています。こうした情況では、「いながら介護」は高齢者に好まれるだけでなく、経済的にもよい方式です。

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