北京のファッション・第二弾

　12月25日が近づき、西洋諸国の一番重要な祝日――クリスマスがいよいよ訪れます。国際的な大都市として、ここ北京でもクリスマスムードが盛り上がっており、現在あちこちにお祭りの気分が溢れています。

　今年の冬に入ってから、北京はまだ雪が降っていませんが、気温がだんだん低くなり、12月15日に記録したマイナス11度の最低気温は、この10年間の同日の中で最低気温となりました。

　しかし、どんなに寒くても流行の先端を行く若者たちは厳寒に負けず、北京の街中で素晴らしいファッションを披露しています。

　例年と同じように、今年の冬も引き続き、女の子にとってコート＋レギンス＋ブーツの組み合わせが一番暖かいスタイルではありますが、これはもう今年のテーマではありません。若者は自分の個性をファッションスタイルに溶け込ませます。今年の女の子たちは、去年流行ったスノーブーツの代わりに、色あざやかなレインブーツを履きます。カラーストッキングも女の子に大人気のアイテムです。寒い冬の中、人々の目の前にパッと明るいカラーのファッションが行き交います。

　一部の男の子はブリティッシュスタイルにご執心の様子。細身のジャケットやセーター、チョッキなどをマーチンブーツあるいはスケートボードシューズと組み合わせ、そしてハンチングキャップをかぶって、自分の個性をはっきりと示します。

　また、エスニック系やトラディショナル・スタイルなども若者たちに人気があります。

　そして、コーディネート・アイテムは若者にとって自分を着飾るために欠かせないものです。中でも一番重要なのはマフラーです。マフラーを身につけている若者は素敵で温かそうに見えます。透かしベルトやチェーンベルトなどは流行に遅れないファッショナブルなアクセサリーです。可愛いヘアバンドやリボンやストールなどもファッションセンスに加点されます。

　8月のファッションシリーズ第一弾――「暑さに負けない！西単の夏ファッション」に続き、今回はCRIの記者二人が冬の夜の「北京の渋谷」と称される西単を狙い、今年の北京の冬ファッションを体験しました。さあ、みなさん、私たちのレンズと一緒に見に行きましょう!