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そんな中での広範囲で見られたありがたい降雪や降水でした。
北京の降雪について、新聞では「雪を促すため、人工降水の手段を用いたが、実際は95%が自然の 降雪だった」とも報じられています。
干ばつを和らげてくれた好雪と好雨に心から感謝したいです。
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さて、雪上がりの20日、北京は再び晴れ上がり、青空の日を迎えました。空気がたいへん澄んでいて、遠望するのにもってこい天気でした。景山公園の頂上「万春亭」に上り、古都北京の眺めを楽しんできました。
万春亭の真南にある故宮の甍の海は、いつ眺めても陶酔させられます。この日はいつもと違って、雪がまだ残っており、昼下がりの太陽に照らされ、神々しい光を放っていました。
それにしても、なんと北京には様々な建物が増えたことか。
殻の剥かれたタマゴのようだと言われているガラスウォールの国家大劇場、ねじれた2本足で地面に立ち、俗に「巨大パンツ」にたとえられているCCTVの新ビル(↓)、そして、空を突き抜ける(↓)銀色の棒に見える北京の最高ランドマーク「国貿センター」(三期プロジェクト)…
ところで、万春亭の北に回り、一本筋にまっすぐに伸びる中軸線をたどって、鼓楼、鐘楼よりもさらに遠い北の方向を眺めると、なんとオリンピック公園センターエリアに立つ、あのトーチ型のビルがはっきり見え、十色に変化する大画面までくっきり見えました(↓)。オリンピック公園の中心エリアにあるメインスタジアムの「鳥の巣」と水泳競技センターの「水立方」も中軸線の両側に建っていて、天安門広場までの距離は19キロだと聞いています。だとすれば、景山公園のここからだと、15キロほどになるでしょうか。
透き通って遠望できる平野の奥深さにひたすら感心しました。
一方、左手に見えた北海公園の湖はまだ静寂さに包まれていました。
日は多少長くなりましたが、夕暮れ時は一瞬。やさしくて、温もりを与えてくれた夕日は、見る見る、楼閣の向こうに沈み、夜の帳が北京に降りました。
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