旧正月の連休に他の家を訪ねるとき、北京の人はよく「京八件」を持っていきます。「京八件」は旧正月に食べる定番のお菓子で、その名のとおり、赤い箱の中には8種類のお菓子が入っています。
起源は清の時代、宮廷の王族が互いを訪ねるときによく贈り合ったもので、後に民間に伝わりました。主な原材料は小麦とあんこですが、今の「京八件」はバラエティに富んでいて、8種類だけではなく、「大八件」、「小八件」などとさらに細かく分かれています。
北京の伝統菓子の老舗「稲香村」を旧正月直前に訪ねたところ、店内には「京八件」を求めるたくさんの人がいました。
お店は、店内に「安全」「衛生」などの文字を貼り、消費者が安心して食べられることをアピールしています。
縁起の良いお菓子を食べることで、幸福な一年を過ごせることでしょう。(文:黄恂恂、チェック:大沢)
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