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第10回中日インターネット対話文字版~Part3

2009-02-12 16:02:15     cri    

■Part3 ご近所づきあいのコツ

王 こんにちは。第10回中日インターネット対話、進行役の王小燕です。この対話は2006年秋にスタートして以来、中日両国からゲストの方々にお越しいただき、文化、スポーツ、若者交流など幅広いテーマで話し合ってきました。
 2009年最初のネット対話でもある今回は「中国と日本 ご近所づきあいのコツ」をテーマに、北京と東京をつないで、両国のゲストのみなさんにディスカッションしていただきます。

燕 ここまで、CRIが日中2ヶ国語で行ったアンケート調査かた引き出された質問を中心にお送りしました。

 Part1「2008年を振り返って~映画『靖国』をめぐる話」(Part1の内容はこちらから

 Part2「中国と日本 今、相手をどう見ているの?~CRIアンケート調査」(Part2の内容はこちらから

 ちょっとだけ休憩を挟んで、最後になりますが、将来に向かって2009年これから何ができるのか、CRI記者のリポートも含め聞いていただきながらその後の議論を続けたいと思います。

 中国人が日本のことを知るルートが最近、増えてきました。

 中国から日本への団体旅行は以前、北京と上海などの大都市に限られていましたが、2004年から緩和され、2005年には中国全土へと広がりました。これを機に日本を訪れる中国人旅行者が一段と増えました。日本国際観光振興機構の統計によりますと、2008年の1月から11月までに日本を旅行した人は延べ94万7000人に達しています。

 中国人にとって、日本はもう遥かかなたの国ではなくなりました。

 匡さん、大学の職員です。去年の国慶節、6歳の息子さんを連れて、家族三人で日本を旅行しました。

 「東京ディズニーランドがとても面白いと聞いたので、休暇に息子を連れて行くことにしました。日本では東京、横浜、富士山など色々と回りました。国土が狭い国なので都市化が急速に進んだのだと思います。交通網が発達していて、どこへ行くのにも便利でした。ディズニーランドに行ったときは英語がなかなか通じず困りましたが、日本の方は言葉が通じないことを知って、目的の場所まで案内してくれました。これも日本人の几帳面な性格の表れなのでしょう。とても感動しました」

 文化面でも、日本に触れる機会が増えています。中国や香港の人気歌手のミュージックビデオにはよく日本の町並みが登場し、最近では国産の映画でも日本人俳優や日本の風景が見られるようになりました。

 全国の映画館では、年末から上演が始まったラブコメディー映画、「非诚勿扰」(イフ・ユー・アー・ザ・ワン)が現在上映されています。この映画に登場する、雄大で、美しい北海道の多くの風景が中国人の心をとらえました。映画を見終わって、北海道へ行こうと本格的に計画を練り始めた若者もたくさんいるようです。

 24歳の会社員、劉さんの話です。

 「年末に彼女と一緒に見たラブコメディー映画のシーンに、北海道が映っていて、とても美しかった。日本の町はきれいで、旅行に行ってみたい気持ちになりました。今年は行けるかどうかは分かりませんが、いつかは絶対に行きます!」 

 25歳のOLの何さんは夏に職場の同僚と一緒に日本を旅行しようと考えています。

「以前日本に行った友達から、とても行く価値がある国だと聞きました。たとえば、化粧品の品質や洋服の仕立てが良いだけでなく、日本人のマナーにとても良い印象を持っています」

 関係筋によりますと、金融危機の中にあっても中国から日本に行く観光客は増えつつあり、100万人を超える見込みです。

燕 こういった動き、おそらく10年前には考えられなかったと思いますが、加藤さん、この新しい動きは日中の相互理解にどのような影響を与えると思いますか?

加藤 そうですね、やはりお互いの国を訪問することは大事な基礎だと思いますので、そういうことがどんどん増えたらよいなと思います。

燕 実際周りの友達が中国に来ることは増えたりしているのですか?

加藤 そうですね。ただ日本人として思うのは、もっと門を開く。「日本に行きたいのだけれどもどうすれば良い?」と中国の友達によく聞かれるのですね。旅行団体を通さなければいけないとか、いろいろそういう障害もあると思うので、日本としてももっと積極的に門を開いていくようにと思いますね。

燕 なるほど。東京の朱さん、さきほど渋谷から支局に行く途中にも中国人の若者に会ったと、やはり先生が日本で生活しながら周りには中国人がどんどん増えている、旅行者も含めてということで、先生はどのように感じているのですか?これは今後両国の相互イメージとか語るときにどのように機能するのか?というのは、両国が双方のイメージを語るとき、必ずしも良いとは限らないというリスクもあると思います。

朱 互いに面と向かって付き合っていくと、隣に相手国の人が住んでいるということは最初戸惑いもあると思いますが、マクロ的に見れば、それは相手を理解するプロセスだと思うのですね。ただ、今中国に行きたい行きたいという私の学生も多くいますが、親から、「今中国は危ないよ」、「食品はどうも安全じゃないよ」「犯罪が多いよ」と大人に止められ、子供が動揺しているそのような場面が結構あったんですね。

燕 それは意外ですね。

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