前回の志摩さんも、北京の超特急の春の訪れをつぶやいていましたが、私も春にちなんで。
「中国の旅」のパートナー、任春生アナと歩いていたところ、任アナが局のホールに飾られている花を見て「お、迎春花かな」と声をあげました。
「迎春花(ゲイシュンカ)」。あたたかな春を迎える花。素敵な響きじゃないですか。初めて聞く花の名にテンションもあがり、「いやー、いい名前だねえ」と小ぶりの黄色い花を眺めながら言ったところ、任アナは「花だけじゃなくてね、人の名前にもあるよ」と教えてくれました。
なんでも女性の名前なんだそうです。有名なところでは中国文学の古典「紅楼夢」に出てくる女性の名前が「賈迎春」なんだとか。
そこで任さんにこの名前がついた女性はどんなイメージ?と聞くと、「非常にいいねえ」とのこと。かく言う任アナの名前も「春に生まれる。春生」さん。「迎春」さんも春生まれの人が多いのかと思ったら、冬が終わり、立春前に生まれた人が多いんだそうです。
日本だと、春ちゃんとか、小春ちゃんとかになるんでしょうか。
可愛らしい名前。うらやましい。
ちなみに名前の話題で思い出しました。
私の友人が国際結婚をしたのですが、ある時送られてきたメールの署名を見てびっくり。それには「プリティ一家より」と結んであったのです。自ら可愛い一家とは、なんの冗談かと思い本人に突っ込んだら、なんとご主人のファミリーネームだったんです。いやー、名前もいろいろあるもんです。
※「迎春花」は別名、黄梅の漢名だそうです。
(吉野綾子)
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