最終回 「 水墨画家 安藤美香さんの素顔に迫る」
『これからの中日交流を支える若者たち』第六弾は水墨画家の安藤美香さんをクローズアップしています。最終回は前回に引き続き、山下哲弥がお届けします。
師と弟子。
師は人間国宝、韓美林画伯である。
美術館を訪れると、その圧倒的な世界観に目を奪われる。
水墨画にとどまらない表現方法。創造の宝庫。
まさに韓画伯を知る必見の場所である。
師の「気」が漂う作品群を前に、その弟子、安藤さんに話を聞いてみた。
時折、無言で作品に見入る安藤さん。師=作品と対話する場だ。
「ものすごいパワーの持ち主です。作品から感じます。先生も(弟子が)真似をすることは望んでいないし、私自身も真似しようとは思ってはいません。共感する部分をくみとり、自分の作品に反映できれば十分だと思っています」
無から生み出す芸術。安藤さんが何度か口にした。難しい仕事だ。
美術館の食堂には「吃饱不想家」と書かれたものがあるという。
「お腹いっぱいだと、ホームシックにはならない、という意味ですよ」と安藤さん。
師の弟子たちへの心遣いがわかる。
師を選んだ安藤さんに近くに住むよう勧めたという。
さあ、安藤さんと一緒に韓美林ワールドへ入ってみましょう。
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先週に引き続き、ご覧いただきありがとうございました。
取材では安藤さんをはじめ、韓美林画伯、美術館のみなさんにご協力をいただき、この場を借り、お礼を申し上げます。さて、来週は中原さんの第七弾が始まります。引き続き、よろしくお願いします。
【次回予告】
「これからの中日交流を支える若者たち」、第六弾は美人過ぎる水墨画家・安藤美香さんをご紹介しました。さて、第七弾となる来週からは、若き画家の卵・中国ミャオ族の艾暁松くんをクローズアップしたいと思います。15歳の若さながらも文化交流として訪日の経験がある暁松くん。正に未来の中日交流を支える中国の若者の姿をお届けしますので、是非お楽しみに!
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