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日本人スタッフのつぶやき35

2011-05-11 10:20:22     cri    

北京ではペットブーム真っ盛り

 今日は家で飼っているトイ・プードルの子犬2匹を連れて、シャンプー&リンスをして来ました。場所は動物病院の中にある美容室で、ここではシャンプーの他カットもしてくれます。朝9時の営業開始前だと言うのに、すでに数名の人が犬を連れてここに集まって来ています。

 今、北京では犬を飼う人がとても増えています。道を歩いていると、北京の至る所で犬を連れて散歩をする光景に出くわします。可愛いペット用の服を着せたり、リボンを飾ったりと、全く日本と一緒ですね。以前は北京のあちこちで鳥かごを持って集う老人の姿がありましたが、今では愛犬と散歩する姿に様変わりしました。

 北京の郊外には、それは大きな犬の市場があります。そこではありとあらゆる犬が見られ、犬を買い求める人で賑わっています。手のひらに乗りそうな犬から大型犬まで本当に見ていて飽きません。ここには、犬用品も置いてあり、犬用サークルやハウスから小物グッズまで必要なものはすべて揃います。そして、それらのグッズのかなりの物は驚いたことに日本製です。値段は若干高くなりますが、でも品質の点からも安心ですよね。市内でもそうしたお店がかなりあり、日本製グッズが良く売れているようです。

 ペットが増えるに従い、当然ながら動物病院も増え、ペット用美容室も増えています。いつ行っても動物病院は混んでいて、まるで市内の病院のようです。そして、心配顔の飼い主が犬を抱いて廊下を埋め尽くしています。しかし、併設されている美容室は打って変わってきれいになった犬を見て喜ぶ姿があり、その極端なコントラストにはいつも面喰っています。犬専用美容室は市内のあちこちにあり、ヘアスタイルを凝ったり、トリミングしたりとまるで人間そのものですね。シャンプーの値段は、今回1匹35元(約440円)でしたが、高いところでは90元(約1100円)もするようで、本当にまちまちです。特に日本人が経営する美容室は高いとのことです。また、最近流行っているのが犬の訓練所で、1ヵ月4000元(約5万円)もの費用がかかるのに予約で一杯だそうです。

 犬を含めペットの市場は拡大の一途をたどっていて、もはや一大産業になって来ている感がします。このペットブームが象徴するもの、それは人々の暮らしが豊かになってきた証しと言えるのではないでしょうか。(小野博民)

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