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 これからの中日交流を支える若者たち」総集編 第四回

2011-04-12 16:15:37     cri    


ラジオ収録日(中央左が深谷弦希さん)

 深谷さんは現在、前回ウェブサイトやラジオ放送でも少し触れたフットサルチームの運営やフットサルコートの建設への取り組みのほか、中日の若者をサポートする立場として、NPOの活動の一環である大学の卒業論文コンクールに協力したり、日本語の学習情報サイト「珈琲日語」の活動にも携わっているそうです。

 「論文コンクールの主な目的の一つには、社会に役立つ人材の育成が挙げられます。日本語能力だけでなく、社会に対応できる人材の育成が必要だと私自身考えています」。

 "人材の育成"とは、正にこれからの中国、そして日本を始めとする世界の未来を担う若い力を育て上げること。しかし、近年世間では中国か日本かに限らず就職難時代であるとの声が学生の間で上がっているようです。この点について深谷さんは次のようにお話しています。

 「企業側は、良い人材を探しています。優秀な学生は企業側もまだまだ必要としていますよ。ですから、企業が必要とする人材になれるかどうかという点を、学生の頃から学んでいくことが大切だと思います。あとは、中国人でも日本人でも同様に、本人にやる気があるかどうかです」。

 実は、投資家としての顔も持つ深谷さん。

 投資する対象を見極めるのと同様に、育てようと思える若者も厳しく振り分けているのではないか、と思いつつお尋ねしてみると、答えは意外にシンプル。

 「目的があって、やる気がある人であれば、どんどんサポートして行きたいと思っています」。

 『やる気』という言葉を繰り返す深谷さんですが、深谷さんの取り組みは、やる気のある若者にちょっとしたきっかけを作ることなのだと言います。なぜ『やる気』が必要なのか。それはやはり、深谷さんの作り出すきっかけを足がかりに、その後は何より自らの手で未来をつかんで欲しいと願うからだそうです。

 さて、「これからの中日交流を支える若者たち」総集編、皆さんの現在の様子、いかがでしたでしょうか?それぞれに進展があり、それぞれに未来を見据え、これからの「中日交流」を支える大樹の根を一層深く伸ばしているその様子を垣間見ることができたのではないでしょうか。

 また、皆さんそれぞれこのシリーズの取材を受けたことで、中国と日本の絆ということ、それぞれの文化や背景ということなどを見つめ直し、新たな心持ちでその歩みを進めようと考えることができた、と言います。

 このシリーズでは、一度ご紹介してそれで終わりではなく、今後もこうして皆さんの「その後」をお伝えしていきたいと考えています。(取材、文:中原美鈴、協力:馬健)

 ラジオ放送では、4月の第三水曜日にあたる4月20日放送の「中日交流カフェ」で、先月末2回に渡ってお届けしたアーティスト・リュウ(陳立偉)さんから新たにいただいた日本への応援歌、「空のサムライ」と共に、これまで(全四回)番組出演をしていただいた5人のゲストらのインタビューをお届けします。どうぞこちらもお楽しみに!

 そして、次週からウェブサイトでは、第五弾となる舞台「珈琲店的太太」とその脚本・演出を手がけた雨晴義郎さん(写真家:六渡達郎さん)をクローズアップします!雨雲を吹き飛ばすようなパワフルな舞台の魅力をお届けしますので、乞うご期待!

 お知らせ:第五弾より、「これからの中日交流を支える若者たち」の表示タイトルが変わります!現在、ウェブサイトのトップページや国際・交流のページでは「これからの中日交流を支える若者たち 第○弾(○)」となっていますが、今後は(例)「<コレ若>舞台「珈琲店的太太」1」となります。


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