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「文化遺産デー」、「梁思成銅像建立記念活動」が北京で開催

2010-06-17 17:37:58     cri    

 開幕式に出席した関肇邺氏(中国工程院院士、清華大学建築学院教授)は梁思成が清華大学で講師を勤めたときの学生でした。「梁先生は古代建築に特別な感情を持っていました。1931年から1945年まで、彼は夫人・林徽因氏などの建築研究者とともに、中国の古代建築の調査・研究を行いました。『古代建築が人為的に破壊されるのは、自分の骨が削られるほどの痛みだ』と梁先生はいつも言っていました。奈良、京都を守ったのは、全人類の遺産に対しての想が非常に深いからだと思います」と彼は先生への追憶に浸りながら、語りました。

梁思成・林徽因夫妻の長女・梁再氷氏

梁思成の弟子たち(右一:関肇氏)

       

 梁思成と林徽因の長女・梁再氷氏も開幕式に出席しました。「父親は日本生まれなので、日本の建築に特別な感情を持っていました。」と感無量の様子でした。

羅哲文会長や奈良県の窪田副知事

 奈良県の窪田修副知事はCRI記者のインタビューを受け、「今、日本の若者は『梁思成』という人をほとんど知りません。今回、梁思成先生の銅像を奈良県庁のそばに置くことを通じて、より多くの人に彼のことを知ってもらい、『奈良の恩人』を記憶してもらいたいと思います。」と話しました。

 また、同日午後、全国政協会堂で「梁思成先生の学術思想及び文化遺産国際フォーラム」が行われ、出席した学者たちは梁思成が前世紀に提案した都市再建構想が今日の都市建設に生かされていることなどについて意見を交換しました。(取材:黄恂恂、陳博 撮影:張保力)     

梁 思成・プロフィール

 梁 思成(りょう しせい)は中華人民共和国の建築史家、建築家。中国の古代建築と文化遺産の保護に尽力した。中央研究院院士、中国科学院哲学社会科学学部委員。父は清朝末期の改革派である梁啓超、妻は建築家の林徽因である。戦時中、京都と奈良の歴史的建造物を守るため、米軍に空爆をしないように進言したという。


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