第16回上海国際映画祭が6月15日から23日にかけて行われます。毎年、数百本の映画が出品されるこの映画祭。今年は最大規模となり、グランプリ・金爵奨をめぐって熱戦が展開されるコンペティション部門のほか、映画界の巨匠に敬意を表すトリビュート上映会や中国映画を中心にした上映会なども予定されています。
巨匠へのトリビュート上映会では、サスペンス映画の神様とも称されるヒッチコックや今年で10回忌を迎えた香港の人気スター・張国栄(レスリー・チャン)の作品が上映されるほか、日本の巨匠・小津安二郎生誕100周年、没後50周年にちなんで、『東京物語』をはじめ数々の小津作品も登場するということです。
ほかにも、日本を意識した内容も多く、「日本映画週間」では、山田洋次監督の新作『東京家族』(2013)、第36回日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞に輝いた『おおかみこどもの雨と雪』(2012)、そして昨年日本映画の興行トップに立った話題のコメディ映画『テルマエ・ロマエ』などの話題作が続々と中国で初お披露目されます。また、日本の映画監督・君塚良一(きみづか りょういち)、古澤健(ふるさわ たけし)、女優の工藤夕貴(くどうゆうき)と余貴美子(よきみこ)らもゲストとして上海入りすることになっています。(ミン・イヒョウ)
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