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新世代の農民工(上)――出稼ぎの道

2011-03-03 11:34:11     cri    

 暮らし・経済へ
























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 「農民工」とは、中国の農村部から都市部へ出稼ぎに来る労働者のことです。春節が終わって、沢山の農民工が全国各地の農村から都市部へ向かっています。最近はこんな傾向があります。それは出稼ぎ労働者のうち、1980年代と90年代生まれの若者が圧倒的に増えたことです。彼らは、「新世代の農民工」とよく呼ばれています。では、これらの若者たちは都市部でどんな夢を目指しているのか、彼らの夢は実現できるのか、「チャイナライフ」、今日は中国都市部で働く新世代の農民工にスポットを当てます。

 今年22歳の周強さんは、中部・河南省濮陽市の田舎に生まれました。お父さんもお爺さんも代々農業に携わってきました。しかし、今年の春節、周さんはある決心をしました。それは南の深センへ出稼ぎに行くことです。故郷から1800キロ離れた深センに着いた周さん、栄えた大都会に魅了されました。周さんのコメントです。「ここは想像より素晴らしいです。さすが大都市ですね。交通など、非常に便利です。車がいっぱい走っていて、活気に溢れています。同郷から聞いた話ですが、ここにいろんなチャンスがありますし、お金を稼ぎやすいそうです。ワクワクしていますよ」。

 実は、周さんは高校を卒業して地元の会社に就職した経験があります。故郷の河南省にある製鉄工場など、2ヶ所の職場で働いたことがあります。しかし、南の大都会に憧れていた周さんは「故郷の町には活気がなくて面白くない」と感じ、、仕事をやめて深センへ出稼ぎに来ました。「自分の努力によって、都会で根を張り、都会人になりたい」と、周さんは自分の抱負を語ってくれました。

 中国では、13億の人口の中に、農民工は確か2億人ほどいるそうですが、そのうち、新世代の農民工はすでに1億4100万人に達し、農民工全体の6、7割を占めているということです。また、1980年代、90年代生まれの若者、今はちょうど20代、30代に当たりますね。農民工であるかどうかは別として、国の今後の発展を担っている世代です。政府は農民工の待遇問題にますます注目しています。去年、国務院の発表した「1号文書」では、新世代の農民工の都市部での生活に支援を提供することが強調されました。

 では、「新世代」、「新世代」とよく呼ばれていますが、具体的に昔と比べて、何か違いがありますか。大まかに言うと、新世代の農民工たちは昔、つまり、改革開放してから90年代末までの第1世代の農民工と比べて、農作業に携わった経験がないという特徴があります。一方で、彼らは親の世代より、教育レベルが高く、生活意識もずいぶん変わったような気がします。

 また、イメージ的には、昔の、つまり第1世代の農民工たちは独りで都市へ出稼ぎに来て、稼いだお金を田舎の家族に送って、家族を養います。つまり、家族のために、出稼ぎに行くということです。でも、新世代の農民工は、なんとなく都市での生活に憧れて、自分の夢を追うために田舎を離れたような感じです。

 さらに、都市が発展するに連れて、新世代の農民工たちには、もう農作業ができなくなった人もいます。彼らの一部は、むしろ子供の頃から、都市へ出稼ぎに来た親に連れられて、都市での暮らしや出稼ぎ生活に慣れた人もいます。逆に、田舎に戻っても、農業の経験もなく、かえって慣れないかもしれません。

 昔の農民工なら、都市で働く目的はお金を稼いで田舎の家に戻って家族と一緒に暮らすことでしたが、いまの新世代の農民工にとって、都市での生活はいくら辛くても、一ヶ月の給料は何ヶ月分の畑仕事に当たるんです。ですからなかなか都市を離れたくないようです。また、都市部に映画館やカラオケ、インターネットカフェなど、若者が好きな娯楽施設も多いですから。田舎生活にもう慣れないし、都市での暮らしにも完全には溶け込めない。精神的なプレッシャーは結構大きいでしょうね。(つづく 「イキイキ中国」より 03/03)

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