タイのチャチャイ・サリカンヤ商務相は14日バンコクで中国メディアのインタビューに応じ、「21世紀海上シルクロードの構築は沿線諸国の物流環境を改善し、タイを経由する中国と東南アジア諸国連合（ASEAN）の貿易と観光、投資の拡大にとってプラスである」と語りました。

　チャチャイ商務相は「中国の指導者は、ASEAN諸国とともに21世紀海上シルクロードを構築することを提唱し、協力の具体的な提案を行った。タイは顕著な地域的優位性をもち、ASEAN諸国の中でも重要な戦略的地位にあり、中国とASEAN諸国との海上輸送の連結点として開発していく意欲がある。21世紀海上シルクロード構築におけるタイのレムチャバン港と中国広西チワン族自治区沿岸の北部湾は地理的優位性がある。中国の『一帯一路（シルクロード経済帯と21世紀海上シルクロード）』構想はタイの成長維持に合致する。タイは中国とASEAN諸国を結ぶ陸上・海上の連結点にあり、国内のインフラ整備を推進し、中枢としての地位向上を目指している」と述べました。（ジョウ、小山）国際・交流へ