タイの国家平和維持評議会（NCPO）のプラユット議長は5月29日に、いち早い選挙の実施と民主の再構築を主旨とする政権運営方針を発表しましたが、具体的なタイムスケジュールが設けられていませんでした。

　プラユット議長はこの日、国家平和維持評議会関係部門の責任者とテレビ会議を開きました。席上、プラユット議長は完全な民主的選挙の実現に向け、三つのステップを講じるよう求めました。これには、国の通常のガバナンスの回復、立法議会と改革委員会の設立を通して有利な条件を造り出し、成熟した民主的環境の下での選挙などが含まれています。

　ところで、タイ在住の中国大使館は29日に、タイへの渡航を予定している中国人に、治安リスクを慎重に判断すると同時に、渡航を慎重に考えるよう勧告し、またタイ在住の中国人が政局の変化を注意深く見守り、夜間外出禁止令など関連規定を守り、安全防犯意識を高めるよう呼びかけています。（Yan）　国際・交流へ｜