中国国務院の李克強首相は6日午後、北京で第一回世界華僑華人工商大会の代表全員と会見し、重要な演説を行いました。

　李首相は中国政府を代表し大会の開催に祝賀の意を表し、会議参加の華僑や同胞たちを歓迎し、世界にいる華僑華人に心からの挨拶と祝福の意を伝えました。

　李首相は「世界経済の回復は難しい。国内の経済も下押し圧力に直面している。このため、中国政府は安定した成長を維持し、改革と構造調整を促進し、国民に利益をもたらす一連の重要な措置を講じて、区間調整を基礎に指向性のある調整の度合いを強め、経済と社会発展の安定を維持してきた。2015年の上半期に、経済は合理的な区間で運行され、主要経済指標は良好な状態にある」と紹介しました。

　李首相はまた「中国は経済の中高速成長確保と中・高級レベルという2つの目標に着眼し、大衆の起業と革新や、公共財と公共サービスの増加という2つのエンジンを構築している。新型工業化、情報化、都市化、農業現代化の推進が加速され、区域発展の新しい空間が切り開かれている。われわれは政府機構の簡素化、権限と管理権の地方政府への委譲などを結びつけた優れたサービスを推進し、また市場参入規則を緩め、革新と起業を奨励し、経営と投資環境を絶えず改善している。さまざまな課題に対応し、経済の良好で持続的な発展を推し進めていく自信を持ち、華僑の方々の中国での事業展開により広い舞台を作り上げていく」と強調しました。（殷、kokusei）