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中国国務院の李克強首相は現地時間2日午後、フランスの西南部に位置するトゥールーズで同国のバルス首相と共に、中国・フランス工商サミットの開幕式に出席し、挨拶を行ないました。
李首相はその席上、今回のフランス訪問について「多くの分野で実り豊な新しい成果を上げた」として、両国が生産能力における国際協力や第三者市場の共同開拓、核エネルギー分野における全方位協力、宇宙航空分野における大規模でよりハイレベルの協力の展開に取り組むことで一致をみたと明らかにしました。さらに、双方は、生産能力における協力と、両国の優位性のある製品による第三者市場への進出に融資面での支持を提供し、金融サービスと実体経済を効果的に結びつけるため、共同基金を立ち上げることを決めたということです。
李首相はまた、「中国とフランスが協力し合って作り出すエネルギーは、簡単な足し算で分かるようなエネルギーではなく、"核融合"のようなものとなるだろう」と指摘した上で、両国の協力について、気候変動や知能化都市の発展、農業現代化の推進、食品安全の保障などの分野で「実施できる」とともに、イノベーションやインターネットなどの面でも「大きな潜在力がある」と述べました。
バルス首相は挨拶の中で、「李克強首相の訪問期間中、双方は多くの重要な共通認識に達し、数十項目の協力協定に調印し、両国の相互信頼の深さと協力意欲の強さ及び協力の見通しの明るさを表している。フランスは、中国企業のフランスへの進出を歓迎するとともに、それにより多くの便宜を提供したい」と述べた上で、「中国とともに努力して実務的協力を深め、人的往来を広げていきたい」と両国の今後の協力に期待を寄せました。
今回のサミットは、中国商務省と、フランスの外務省と経済省の共同主催によるもので、中国機電商会とフランス仏中委員会の協賛で開かれました。両国の政府高官や商工業界の人々500人近くが出席しました。(洋、Kokusei)
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