20150706news6
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アメリカのケリー国務長官は5日、ウィーンで「イラン核協議は実質的な進展を遂げているが、複数の難しい問題に食い違いが存在している。もし、合意に達せず、政治的な願望も欠けるならばアメリカは核協議から脱退する」との考えを示しました。
ケリー国務長官は記者会見で「複数の難しい問題においてわれわれは到達すべきところに到達できていないが、ここ数日の間に協議は実質的な進展を遂げている」とした上で、各方面の立場がこれまでにないほど近づいているというイラン外相のコメントに賛同しました。
ケリー国務長官は「今後数日間、速やかに難しい選択をすれば、1週間以内に合意することができるだろう。今のところ、交渉期限は7月7日で変わらない。もし、この期限までに合意できず、政治的な願望も欠けるならば、オバマ大統領が言うとおりアメリカは核協議から脱退する」と表明しました。
一方、イランの代表であるアラグチ外務次官は5日、「協議は積極的な進展を遂げ、期限までに包括的合意に達することができる」と楽観的な態度を示しました。
また、中国の王毅外相は2日、ウィーンで「中国は合意に達する基本的な要素がすでに揃い、イラン核問題を解決する時機が到来したと考えている。残る問題を一括して解決し、各方面が最後の政治的判断を下す必要がある」と述べました。(hj 小山)国際・交流へ
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