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 アリババ系網商銀行、中小企業と消費者に特化

2015-06-26 15:26:43     cri    

 電子商取引最大手のアリババ社が長年の準備を経て設立された網商銀行は、25日正式に開業しました。

 アリババ社の馬雲(ジャック・マー)会長は開業式で、同社のオンライン決済サービス「支付宝(アリペイ)」について、ライバルは銀聯VISAではなく、キャッシュだとしてきました。「キャッシュを無くすよう努力すべきだ。中国の銀行のライバルは、自社以外の銀行ではなく、新しい金融システムをどのように整備し、8割を占めるサービスを受けたことのない消費者や小企業にサービスとサポートを提供することにある」と話しました。

 網商銀行は螞蟻金融、復星、万向、寧波金潤、杭州禾博士と金字ハムなど6社の出資により設立され、登録資本は40億元です。

 同行は中国初のクラウドを土台にした銀行です。応用ソフトのAPPがあるのみで、実際の店舗もなければ、貸付スタッフもおらず、コアシステムはすべて「クラウド」を土台に構築され、貸付を決めるのも人間ではなく、機械とビッグデータです。多くの業務が機械とビッグデータにより完結することを特徴としています。網商銀行の評価指標は資産規模や利益率ではなく、そのサービスを受ける中小企業のクライアント数とおびただしい量の消費者にあります。

 馬雲会長、「中国も世界も銀行が不足しているわけではなく、不足しているのは、中小・零細企業と消費者にサービスを提供する銀行だ。網商銀行はこれに注力し、一回につき500万元を超えない融資を提供していく」と話しています。(Yan、林)

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