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 国連難民高等弁務官、富裕国に「難民救助を」

2015-06-21 16:03:58     cri    

 6月20日は世界難民の日です。グテーレス国連難民高等弁務官はこの日、経済的に豊かな国に対し、難民救助でより大きな責任を担うよう呼びかける声明を発表しました。

 グテーレス弁務官は「新世紀に入って15年経ったが、多くの人が待ち望んでいる平和と安定はまだ先にある。人々の願いに反して、昨年、故郷を離れざるを得なかった人の数は、国連難民高等弁務官事務所の記録が始まって以来のどの年よりも多かった」と述べました。

 さらに「考え方がどれほど違っていても、戦争や迫害で住む場所を追われた人を庇護することは国際社会の人道主義義務である。しかし、一部の最も豊かな国は難民を侵入した者、仕事を奪う者、テロリストと見ており、難民問題に対して消極的な姿勢を示したり、誤魔化したりしている。これは目先のことしか考えておらず、非道徳的で危ないことだ」と指摘しました。

 最新の統計によりますと、現在、世界では約6000万人が家を失っており、そのうち約2000万人が難民となっています。難民の半数以上が18歳以下だということです。(鵬、林)国際・交流へ

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