サウジアラビアを主導とする多国籍軍は7日イエメンの首都・サヌアの中心部にある政府軍本部を空襲、44人が死亡し、100人あまりが負傷しています。
イエメン国営サバ通信がイエメン衛生省の声明として伝えたところによりますと、空爆で政府軍本部が壊されたと同時に、近くの住宅地も壊され、多くの死傷者を出したということです。
これについて国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長は報道官を通し、イエメンの各方面が政治交渉に積極的に加わるよう呼びかけるとともに、イエメンのハーディー大統領が代表団を派遣し、6月14日にジュネーブで開かれるイエメン各方面の政治交渉に参加することに歓迎の意を示しました。
イエメンのフーシ派の高官はサウジなどの国々がイエメンに対する空爆をやめれば交渉に参加する意志があると表明しています。
なお、サウジを主導とする国々は3月26日からフーシ派に対する空襲を行っています。イエメン各方面が5月28日にジュネーブで移行期の政治プロセスを再開させる交渉を予定していましたが、交戦の各方面が停戦を拒んだことから、交渉は実現できなかったということです。(Mou、林)国際・交流へ
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