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50巻からなる『極東国際軍事法廷証拠文献集成』(日本語版)と、3巻からなる『インデックス・付録』(中国語版)が5日に上海で、上海交通大学出版社と国家図書館出版社によって出版されました。これは東京裁判に関する証拠を全面的に整理し、初めて世界に向け出版したものになるということです。
今回出版された『証拠文献集成』は50巻で3万ページ以上に上ります。上海交通大学出版社の韓建民総編集長によりますと、1946年、極東国際軍事裁判が日本の軍国主義政権に判決を下した際の重要な文献で、検察側と弁護側が提出し、裁判所に採用された証拠も含まれてあり、裁判関連の証拠を最も全面的に揃えたものだということです。中には、当時の日本政府が破棄できずに米軍が押収した極秘ファイルや、赤十字社やその他の団体による報告書、個人の報告書や日記、書簡、文献なども含まれています。
『証拠文献集成』の主な内容は、極東国際軍事裁判所の設立に関する基本資料と日本の戦争準備、中日戦争に関する重要な歴史事件など中国問題の関連内容、日独伊三国同盟の策略と協力、日本の戦争法規への違反や戦争時における暴行など、6つの部分からなります。
また、読者の閲読や検索に便宜を図るため、上海交通大学東京裁判研究センターの程兆奇教授は『極東国際軍事法廷証拠文献集成のインデックス・付録』を編纂しました。今回出版された『証拠文献集成』と『インデックス・付録』は、2013年の『極東国際軍事法廷審判記録』に次いで出版された東京裁判に関するもう一つの重要文献だとみられています。(05/10 Lin, 高橋敬) 暮らし・経済へ
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