中国湖南省の芷江にある中国人民抗日戦争勝利受降(降服受理)記念館は6日、抗日戦争中に中国を支援したソ連空軍志願隊の活動を記録した映像を初めて公開しました。
映像はソ連の従軍記者が映画用の白黒フィルムで撮影した無声のもので、長さは約5分です。志願隊員の選抜や中国空軍との合同作戦、日本軍の拠点に対する空襲などの様子が記録されています。
映像の公開について、同記念館の呉建宏館長は「アメリカの義勇軍"フライング・タイガース"よりも前に、ソ連空軍の志願隊も中国を支援するために来ていたことをより多くの人に知ってもらいたい。この歴史を忘れてはならない」と述べています。
同記念館の資料によりますと、1937年から1941年まで、ソ連は中国人パイロットなど1万206人を育成し、中国に航空機1285機を売却しました。また、ソ連空軍志願隊は日本軍機を1206機撃墜し、または打ち破り、日本軍の艦船120隻余りに大きな損傷を与えました。志願隊員236人が命を捧げたということです。
また、記念館には日本側が侵略戦争時に重慶、成都、桂林、延安、杭州で撮影した空襲の写真なども保存されており、中国人民抗日戦争勝利70周年の記念日前に展示される予定です。(鵬、林)暮らし・経済へ
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