メルケル首相は同日午前、日本最大野党の民主党の岡田克也代表と会談を行いました。日本のメディアの報道によりますと、およそ40分の会談のうち、30分が歴史問題をめぐって進められました。メルケル首相は会談で慰安婦問題に言及し、慰安婦などの歴史問題の適切な処理は日本が隣国との和解を実現するために重要だと述べました。
岡田代表は会談で、今年は第二次世界大戦終戦70周年に当たるが、日本と中国や韓国などの隣国の和解はまだ達成していないままで、ドイツの経験を参考にしたいという考えを表しました。一方で、メルケル首相はドイツのナチスの歴史の清算という例を挙げ、歴史問題を完全には解決できないが「歴史を常に正しく認識しなければならない」と話しました。
岡田代表は「痛みを与えた側は早く忘れたいが、受けた側は容易には忘れられない。それを踏まえ、和解問題に対応しなければならない」と強調しました。
メルケル首相の日本訪問期間は9日と10日の2日間です。メルケル首相は、多くの場で歴史を正しく認識することの必要性を強調しました。(殷、林)国際・交流へ
| ||||
© China Radio International.CRI. All Rights Reserved. 16A Shijingshan Road, Beijing, China. 100040 |