中国人民銀行(中央銀行)は2月28日、貸出および預金の基準金利の引き下げ、預金金利上限の引き上げを決めました。

　中国人民銀行は貸出および預金の基準金利をそれぞれ0.25ポイント引き下げて、1年物貸出基準金利を5.35％に、1年物預金基準金利を2.5％に引き下げました。3月1日から実施します。

　これは中国人民銀行が昨年11月22日に、28ヶ月ぶりの利下げを発表して以来、ここ3ヵ月余りで2度目の利下げとなります。また、金利の市場化改革を進めるために、金融機関が設定する預金金利の上限を基準金利の1.2倍から1.3倍へと引き上げると発表しました。

　中国人民銀行は、今回の利下げについて、「社会融資コストの低減が一層定着するようになり、経済構造の調整とグレードアップに、適度な金融環境を作り出す」と期待しています。（ZHL、Kokusei）暮らし・経済へ