中国銀行業協会は16日、北京で「中国銀行家調査報告(2014年)」を発表しました。この報告によりますと、72.7%の銀行家は、銀行の預金額を増やすことは、今、中国の銀行業にとって最大の圧力だとし、銀行の負債業務の圧力の高まりがこれからの一定期間内に常態化することがわかりました。
中国銀行業の最大の圧力に関して、この報告をまとめる調査チームは、預金の増加、不良資産の管理、総資金利ざや(NIM)水準の維持、資本収益水準の改善、顧客の信用貸付需要を満たすこと、資本金の補充などの角度から調査しました。結果としては、72.7%の銀行は、預金額を増やすことを選びました。これと比較して、不良資産の管理を選んだ銀行は55.9%となり、NIM水準維持を選んだ銀行は、37.6%のみとなりました。
この報告は、金利の市場化と金融仲介機関離れという二つの現象の影響を受けて、商業銀行の負債業務の圧力がさらに高まっており、特に2014年に入ってからは、銀行業の預金額が持続的に減り、負債の圧力がさらに顕著になったことを指摘しました。(任春生、林)暮らし・経済へ
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