第51回ミュンヘン安全保障会議に出席している中国国務院の楊潔チ委員は6日、同会議のイシンガー議長と会談しました。

　楊委員は「ミュンヘン安全保障会議は、国際戦略と安全政策の分野における最も重要な国際フォーラムの一つだ。中国側はこの会議を重視し、近年、ハイレベルの政府代表を出席させ、国際的な安全政策や反テロリズム、地域の安全情勢及びグローバルガバナンスなどについて、関係各方面と深く議論し、相互理解と協力強化の面において重要な役割を果たしている。中国側は引き続き、この会議を支持し、参加することで、中国の外交や安全政策の理念と実施状況を世界に紹介したい。また、各国が直面している国際情勢、特に安全情勢について各国代表と意見を交わし、協力と共栄による核心的な新しい形の国際関係をいかに構築するかについても深く話し合いたい」と述べました。

　これに対し、安全保障会議のイシンガー議長は、中国側の積極的な支持に感謝を表しました。また、中国との協力を継続し、強化して、この会議のメカニズムの下で、国際的な安全分野で中国が発揮する重要な役割を更にアピールしてほしいとの考えを示しました。（怡康、山下）