韓国を公式訪問中の中国の汪洋副首相は24日、首都ソウルで韓国経済業界が主催した昼食会に出席し、講演を行いました。
韓国でも注目されている「中国経済発展の新常態(ニューノーマル)」について、汪副首相は「新常態は、中国経済の全体が良好的な発展を続けているという基本的方向を変えていない。30年余りの急速な成長を経て、質の向上や構造の優位化の段階に入った。中国経済は依然として7%前後の成長率を保っている」とした上で、「新常態は世界により多くのチャンスをもたらすだろう。従来の産業への投資は飽和状態に向かうが、新技術や新製品、新しい商業様式などに投資のチャンスが大量に生まれる。付加価値が高くて、ハイテクが必要とする外資プロジェクトが特に歓迎されている」と述べました。
汪副首相はまた、「新常態の下で、中国と韓国の経済上の利益はより緊密化している。両国の発展段階の違いや資源、市場、技術などの相違に鑑みると両国には強い補完性がある。韓国企業が投資戦略を調整し、中国経済の構造調整中に生まれたチャンスをつかみ、2国間の経済貿易協力の持続可能な発展を実現させるよう希望する」と述べました。(藍、小山)
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