中国の王毅外相は8日に北京で開かれた中国-ラテンアメリカ・カリブ諸国共同体（CELAC）フォーラム第1回閣僚級会合で「中国とCELACは一日も早く、共同で定めた重点的な協力分野における具体的な協力プロジェクトを定め、早期に成果を上げ、参加国の国民にフォーラムによる実際の利益をもたらすべきだ」と強調しました。

　王外相は「中国とCELACは政治的相互信頼を深め、互恵協力を拡大し、人的交流を強化し、国際協力を緊密にし、協力ネットワークを構築しなければならない。その上で、志と信念を同じくし、共同発展を図り、お互いに学び合い、助け合い、手を携えて共に歩む良いパートナーとなるべきだ」と指摘しました。

　王外相はまた、「フォーラムの構築において、トップダウンプランの制定は最も重要な任務であり、互恵協力の推進は核心的な内容であり、今後の実施をしっかりと行うことが重要な保障となる」との見解を示し、さらに「今回の会合開催期間中、双方は政治や安全、貿易、投資、金融、インフラ施設建設、エネルギー、資源、工業、農業、科学技術など13の重点的な協力分野における『中国・CELAC協力計画（2015～2019）』を制定する。この計画の実施によって、中国とCELACの協力の範囲と可能性は今までにないレベルに引き上げられるだろう」と述べました。（洋、小山）