中国の王毅外相は5日、中国を共に訪問中のザンビアのカラバ外相、ウガンダのオケロ外相代行と会談を行いました。

　王外相は「中国とアフリカの互恵協力は時代の選択であり、アフリカの夢と中国の夢には双方が平和と発展を引き続き促進させる必要がある。中国はアフリカと各分野での協力を強化し、アフリカの発展を援助したい」と述べました。

　カラバ外相とオケロ外相代行は「中国はアフリカの信頼できるパートナーであり、我々は、アフリカの平和と発展ならびに国際と地域問題で中国がアフリカにした援助と支援に感謝する。アフリカは中国と各分野での協力を強化したい」と述べました。

　中国とアフリカ側の双方は、国連安全保障理事会（安保理）の改革問題について意見を交わし、協調と協力を一層強化することで合意しました。王外相は「中国は、安保理の改革を支持し、発展途上国、特にアフリカ諸国の安保理での発言権を増強することを主張していく。安保理の改革は、民主的な話し合いを通じて広範囲の共通認識に達し、"一括した"解決策を探り求めるべきだ」と述べました。カラバ外相とオケロ外相代行は「アフリカは引き続き、アフリカ連合（AU）の共通の立場を守り、かつそれを実現するために努力していく」と語りました。（玉華、小山）