国連事務総長報道官事務室は2日、「国連は、パレスチナが提出した国際刑事裁判所（ICC）設立条約を含む16の国際条約に加入するための文書を受理した」と明らかにしました。

　同事務室によりますと、これらの文書の原本はすでに、1日にパレスチナのラマッラーで国連の高官であるラリー氏に渡され、今後の適切な段取りを決めるため、現在申請書の審査作業に入っているということです。

　パレスチナのマンスール国連常駐オブザーバーは同日国連本部で、関連文書の提出を明らかにした上で、「これは重要な一歩だ。パレスチナは法的手段を通じて、イスラエルの占領部隊に殺害されたパレスチナの被害者のために正義を追求していく」と述べました。（洋、高橋敬）国際・交流へ