20141203news2
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香港で現地調査を計画しているイギリス議会下院の外交委員会の入国を中国側が拒否した問題で、中国外務省は2日、「イギリス側がこの問題に絡み続ければ、持ち上げた石を自分の足に落とすことになるだけだ」との見解を示しました。
中国外務省の華春瑩報道官が定例記者会見で記者の質問に答えた際に述べたものです。華報道官は「中国はこれまでも原則的立場を述べてきた。香港で起きた"セントラル占拠"が違法行為であることは明らかだ。香港特別行政区政府の法による対処を中国の中央政府が支持する姿勢もまた、明確である。また、いかなる外国の政府や機構、個人であっても、また、いかなる形であっても、香港問題への関与に反対する中国の立場は確固たるものだ」と強調しました。
さらに、両国関係に影響を与えるかとの質問に対して、華報道官は「イギリス側には、2つの基本的な事実を理解してほしい。一つは、香港は1997年に中国に返還され、中国の特別行政区であること。香港問題は中国の内政であり、中国は内政干渉には断固として反対している。2つ目は、英下院外交委員会の一部の議員は単純に香港を友好訪問するのではなく、中国の領土に来て、いわゆる"調査"をしようとしていること。これもまた、中国の内政に対する干渉であり、絶対に受け入れられない」と述べました。そのうえで、「他国との友好協力関係を発展させる中国の姿勢は一貫しているが、その関係発展は、相互尊重、平等互恵、互いに内政に干渉しないという原則の上でしか成り立たない」と述べ、イギリスに対し、中国と同じ方向に向かうよう歩み寄り、両国関係の健全な発展を推進していくよう求めました。(ZHL、山下)
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