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韓国外貨市場の関係筋によりますと、中国と韓国の銀行間における韓国ウォンと人民元の直接取引が現地時間の12月1日午前9時から韓国外換銀行本行で正式に始まるということです。韓国聯合ニュースが25日に報道しました。
報道によりますと、韓国の崔ギョン煥(チェ・ギョンファン)経済副首相兼企画財政相と韓国銀行の李柱烈(イ・ジュヨル)総裁が取引開始の記念式典に出席するということです。
これまで、韓国ウォンを人民元に両替する場合、まずはドルに両替して香港などの外貨市場を通じて人民元に両替しなければなりませんでした。韓国の朴槿恵(パククネ)大統領が今年7月に中国の習近平国家主席と会談した際、韓国ウォンと人民元の直接取引制度の確立に合意したうえで、韓国政府はその後韓国ウォンと人民元の直接取引市場の設立に取り組んできました。直接取引の実現は両替手数料を大幅に節約するほか、ドル経由の両替による支出の低減にもつながります。さらに、韓国政府は直接取引をきっかけに、中韓貿易における人民元決済の割合をこれまでの1.2%から20%まで引き上げることを決定したということです。
韓国ウォンと人民元の直接取引の活性化について、対中国の貿易企業と銀行は大きな役割を果たしていると韓国政府はみています。これに対し、韓国企画財政省は、「現在、ウォンとドルの流動性は十分であるため、初期段階ではウォンと人民元の直接取引額は楽観視できない。しかし、ウォンと人民元の直接取引市場の設立は人民元建て取引の活性化に初期的な環境を整え、人民元決済による貿易促進に重要な意義がある」と明らかにしました。(11/26 Lin,林)暮らし・経済へ
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