中国人民大学国際通貨研究所は20日に北京で「人民元国際化報告」を発表し、「人民元が2020年までにドルとユーロに次いで3番目の国際通貨になる可能性がある」としています。

　この報告書は「人民元国際化の主な推進力は依然として越境貿易決済と直接投資だ。2013年、越境貿易における人民元決済の額は4兆6300億元で2012年同期に比べ57.5％伸びた。人民元の直接投資額もおよそ5337億元で、2012年同期の1.9倍となった。また大陸以外の香港、シンガーポール、ロンドン、ルクセンブルク、フランクフルトなどで人民元オフショア市場が著しい発展を見せた。人民元の使用、保有の利便性が大いに高まった。2013年、人民元の国際化指数は1.69まで上昇した。2020年までに人民元は円とポンドを抜き3番目の国際通貨になる可能性がある」としています。（玉華、吉野）暮らし・経済へ