中国の李克強首相は現地時間の13日午後ミャンマーのネピドーでＡＳＥＡＮ（東南アジア諸国連合）と中日韓（１０＋３）首脳会議に出席し、講演を行いました。

　李首相は講演で「ASEAN10カ国と中日韓3ヵ国は地理的に近く、経済が相互補完し、文化が通じ合う。10＋3の協力は東アジア一体化のプロセスを力強く促進している」と述べ、東アジア共同体の構築を目指して、関係各方面が地域の平和と安定を維持し、互恵協力という大きな方向性をしっかりと捉え、関係分野における実務的協力を推進していくべきだと指摘しました。

　また、10+3枠組み内での協力強化について、李首相は、東アジア経済一体化プロセスの加速化や地域の金融協力の強化、相互連結の推進、貧困撲滅など国民生活の改善をめぐる協力の強化、人的・文化交流の拡大、公共衛生協力の強化などを提案しました。

　会議に出席した各国首脳は、経済協力を更に拡大し、人的・文化交流を強め、地域経済一体化を促し、地域の平和と繁栄を維持することで意見の一致を見せました。（ZHL、Kokusei）