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中国日報社と日本の言論NPOの共催による「第10回北京-東京フォーラム」が28日に東京で開幕しました。「北東アジアの平和と中日両国の責任――対話の力で困難を乗り越える」をテーマに、450人が出席し突っ込んだ議論を行います。
中国国務院新聞弁公室の蔡名照主任(写真)は開幕式で行った基調講演で、「北京-東京フォーラムは民間の形で官民対話の場を作っている。双方は率直に意見を交わし、問題を直視しながら、中日関係を改善するためのポジティブなエネルギーを与えている」と話しています。
蔡主任はまた「目下のところ、中日関係を行き詰った状況に追いやった主な原因は日本の右翼勢力にあり、日本側の一部の政策決定と行動が中日国交正常化の精神や双方が合意した共通認識に背いたことが大きい」と強調しました。
その上で「現在、中日関係は要となる十字路に差し掛かっている。日本が軍国主義侵略の歴史をどのような姿勢で認識し、それに向き合っていくのかは、中日関係の方向と将来の行方に影響を与える。今日の世界平和は戦後の国際秩序という土台を踏まえて出来上がったものだ。日本政府はかつて『カイロ宣言』、『ポツダム宣言』の各規定の履行を厳かに約束した。日本側には、約束を守り、実際の行動で平和的発展を堅持し、自国の国際的信頼を守ってほしい」と指摘しています。
さらに、「中日両国はそれぞれ世界2位と3位の経済大国で、中日関係はすでに二国間関係を超えている。中日両国が手を携えて共に進歩し、協力しながら発展していくことは両国人民の意思と願望だけでなく、アジアと世界各国人民の共通した利益にも合致する」と話しました。
蔡主任はさらに、中日双方は北京-東京フォーラムの開催を継続させ、中日関係により多くの推進力を提供すると同時に、メディアとの協力を強め、両国の友好を訴えるポジティブなエネルギーを与えてほしいと期待を述べました。
日本の福田康夫元首相もスピーチし、北京-東京フォーラムがこれまでの10年間において民間外交で果たした重要な役割を高く評価し、日中両国は歴史から経験と智慧を学び、アジアの安定と繁栄を一緒になって守っていってほしいと話しました。
また、日本の岸田文雄外相は、同フォーラムは日中民間交流の重要な場になったと称賛し、参会した代表者は今回も引き続きしっかりと対話をし、両国の交流を促していってほしいと話しました。
中国の日本駐在程永華大使、中国人民大学新聞学院の趙啓正院長も同フォーラムでそれぞれ挨拶しました。
北京-東京フォーラムは、中国日報社と日本の言論NPOの共催で2005年に発足し、年1回、中国と日本で交互に開催されています。官民の相互対話により交流を強め、両国の世論に影響を与え、それを導いていくことを狙いとしています。(Yan、小山) 国際・交流へ
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