中国商務省の5日の情報によりますと、中日韓自由貿易協定（FTA）の第5回交渉が5日、北京で閉幕しました。3カ国は貨物貿易の関税引き下げモデルやサービス貿易と投資の開放方法、協定範囲と分野などについて実りある交渉を行ったということです。

　今回の交渉では、3カ国は各分野、とりわけ協定の範囲と分野、今後の交渉内容について積極的な進展を得たとしています。また、貨物貿易とサービス貿易、投資について深く意見を交わし、相違点を減らすことができたということです。範囲と分野については、既に設立されている11組の作業チーム以外に、電子商務、環境、協力を協定に盛り込み、作業チームを設立したほか、今後の交渉について新たに合意しました。

　今後、韓国で中間会合を行い、11月末に第6回交渉を東京で行う予定です。（劉叡、小山）国際・交流へ