中国国防省外事弁公室の責任者は13日夜、中国駐在日本大使館の防衛駐在官を急きょ呼び出し、日本側が中日軍用機の「異常接近」を大げさに騒ぎ立てていることについて厳重に抗議したうえで、日本が中国の軍用機に対し近距離で偵察・妨害した動画と写真という関連証拠を見せました。

　この責任者は、「日本は事実を歪曲し、何の根拠もなく中国の軍用機が日本自衛隊の偵察機に"異常接近"したと大げさに騒ぎ立てたうえで、中国脅威論を大いに盛り上げている。中国国防省の報道官が12日に証拠を公開した後でも、日本は頑なに元の立場を変えず、自らの誤りを認めないどころか、一部の高官はさらに、関連の動画証拠をいち早く撤回するよう中国側に荒唐無稽な要求をした。ここ最近、日本は両国防衛部門の海上連絡メカニズムの早期構築を呼びかける一方で、進んでトラブルを誘発し、時々無責任で詐欺的、煽動的な言論を発表しながら、中国を悪意をもって攻撃している。日本側の本意に疑念と懸念を持たざるを得ない。我々は、日本に直ちに誤りを正し、責任を持って関連事件について中国と国際社会に説明し、中日関係の改善に良好な条件を作り出してほしい。中国は更なる措置を取る権利を留保する」と明らかにしました。

　一方、中国外務省の華春瑩報道官は13日の定例記者会見で、日本側が動画の撤回を求めたことに対して、「中国側は詳細な経緯をすでに公表した上で、関連の動画や写真を公開した。日本側の発言は、恥知らずで、くだらなく、不当だ」と述べました。（06/14　Lin、小山）国際・交流へ