ナイジェリアの最大都市ラゴスで12日に教会が崩壊し、警察当局は14日、この事故で42人が死亡したことを明らかにしました。また、130人が救助されたということです。

　救援当局によりますと、事故発生後、教会側が政府の救援を阻止し、人命救助のゴールデンタイムを逃したため、大量の死傷者が出たということです。現場では、生存者の捜索は続けられていますが、がれきの下敷きになっている人の数がいまだ不明確であるため、死傷者がさらに増える可能性もあるとみられています。

　事故の原因について、警察はテロの可能性も排除できないとみています。一方、救援当局の関係者の話では、事故発生前、地盤を固めないまま増築工事が行なわれていました。これが崩壊につながったとの見方もあるということです。（鵬、林）国際・交流へ