ナイジェリア中央銀行のサヌシ総裁が「中国がアフリカへの殖民と搾取の行為を行っているため、アフリカは対中国の態度を変えるべきだ」との文章を発表したことを受け、ナイジェリアの新聞は7日、「サヌシ総裁の言論は中国とナイジェリアの経済関係にマイナスの影響を与えるだろう」との見方を示しました。

　この新聞では「サヌシ総裁の言論は中国側の注目と反論を集め、両国関係を損なう可能性がある。このような中国に対する挑発的な視点はナイジェリア国内で反発を招くことになった」としました。また、中国のナイジェリア駐在大使館政治部丁永華主任の取材を引用し、「サヌシ総裁は両国の経済関係において間違った役割を果たした。中国の習近平国家主席のアフリカ訪問を振り返ると、訪問中、多くのアフリカ諸国の指導者にとって"新植民地主義"を宣揚することはナンセンスで、サヌシ総裁の言論は民衆の怒りを招くことになった」としています。（Yin）